教育格差
こんばんは~
今日読み終えた「教育格差」(松岡亮二)という本についてお話しようかなと思います。
まずどうしてこの本を読んでみようと思ったかと言いますと
ひとことで言うならば、「貧困」に興味があったからです。
勉強をしたくてもできない子、高校に行きたくても制服を買えないという理由だけで進学を断念する子、1日1食以下しか食べて暮らせない子が日本にもいます。
その反面、毎日3食以上しっかり食べて、ゲームを好きなだけして、塾に通う子は勉強なんてしたくない、する意味なんてわからないと言う子が大勢います。
ここに僕は疑問を感じ、真面目な子が損をしないような、選択肢を子供たちに強制しない社会は実現できないのだろうかと思うようになりました。
そして、「貧困」と「教育」には大きなつながりがあることを知り、購入に至りました。
ここからは、内容についてほんの少しだけお話しようと思います!
本書では、「居住地域」によっても格差があると述べられていました。
調査によると、三大都市圏(東京、千葉、神奈川、埼玉、愛知、京都、大阪、兵庫)と非三大都市圏(それ以外)の大卒者割合の差が年々拡大していることがわかりました。
また、都道府県別のデータで見てみると、大卒割合が最小値である青森県と最大値である東京都の差は、1960年では11%だったのが、2010年には33%となっていました。
この背景には、大卒者を雇用する企業の地域間での偏りがあるなどが考えられるといいます。
それとは別に大きな要因となるのが、「教育意識」です。
大都市はそうでない地域と比べ、教育意識が高いと言います。
なぜかと言いますと、「近隣の大卒割合」が要因の1つでした。
ご近所さんに大卒割合の人が高いほど、教育意識が高くなり、塾の利用などに肯定的になるようです。
要するに、その地域によって望ましい教育達成レベルが異なっているわけですね。
これは、僕が個別指導塾でアルバイトをし始めてから、かなり感じていました。
僕の地元の方では、中学受験をしようという子はあまりいなかったのですが
東京に来てからは、中学受験をしたよ!という子がかなり多いように思います笑笑
小学生の頃からそんな勉強するなんてすごいな…と思います笑笑
(自分はゲームばっかりしていたド陰キャだったので)
これは勝手に僕が感じたことなので、実際はどうかはわからないですけど
東京の方は、「集団」ではなく「個別」の塾が多いなと感じました。
僕、小学生から高校生までで3つの塾を経験したんですけど
どれも「集団」の授業形態でした。
周りの子も「集団」が多かった気がします笑笑
何か関係があるのでしょうかね…笑笑
次に、「親の学歴」との関係についてです!
これは、みなさんもなんとく予想がつくと思いますが
親の学歴が高い(大学卒である)ほど、教育熱心なようです。
簡単にデータを示しますね。
①「学力の学校間格差」
→ある学校での両親大卒割合が高くなるほど、学校の平均学力(偏差値)は上がります。
②「学校間進学期待格差」
→ある学校での両親大卒割合が高くなるほど、学校内の大学進学期待割合が高まります。
③「習い事利用率」
→親の大卒数が多いほど、習い事利用率が上がっています。
掘り下げていくと、もっと細かい要因や説明はあるのですが
知りたい人は是非買ってみてください笑笑
一般的に、大卒の人の方がお給料も高いって言いますし
所得が多い分だけ、子供にかけられるお金の量も変わってしまうのは事実ですよね。
みなさんは、どんな学生時代を過ごしたでしょうか?
あるいは、過ごしていますか?
みなさんと同じ高校や大学で学んだ子たちは
みなさんと、似たような「生まれ」の生徒が多かったのではないでしょうか。
生徒が抱く学習への姿勢も、家庭背景と無関係ではないんです。
進学校では授業に規律があり、学びに対し積極的で、成功にこだわる競争意識があります。
その一方で、「底辺校」と呼ばれる学校には、「生まれ」を背景に学習とは程遠い文化があるのです。
格差があることに対して、一概に良い・悪いというわけではないと思いますが、1人1人が自分の潜在能力を最大化できて、可能性を制度によって潰されることがないような社会になればいいなと思っています笑笑
長くなりましたが、今日はこの辺にしようかな!(居候が外出中に即行書き終えた)
明日も素敵な1日になりますように。